芝砂混合廃棄物の分離装置開発 |
今般、かねてより開発を進めていた芝砂混合廃棄物の分離装置が完成し、その1号機を日産スタジアムに納入いたしました。
元来、芝も砂も一般廃棄物に属する廃棄物ですが、混入する砂の割合が多くその分離が困難な事から、横浜市の焼却工場では焼却することが出来ませんでした。そのため、民間焼却施設等へ搬入するなど、その処理に苦慮していた芝砂混合廃棄物を、90%以上分離する事が出来る篩い装置を日産スタジアムの芝のプロフェッショナルと弊社監修のもと開発し、今回その1号機を納入することが出来ました。 |
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平成22年6月17日 日産スタジアム納入時の様子 |
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湿気の多い根、砂付きの芝は、その湿り気で砂の分離を困難にしていました。本装置では、施設内に熱風を送り込むことで乾燥を早め、その分離を容易にしました。また、回転式のトロンメルは、篩品を長時間滞留させることが苦手ですが、一定時間で反転を繰り返すインバータ制御が長時間の滞留を可能にし、分離の精度を飛躍的に向上させることが出来ました。 |
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実際の分別作業の様子 |
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